2023年6月1日木曜日

バディって、なに?

 YMCA保育園の幼児クラスでは異年齢児クラスで"バディ”を取り入れています。
”バディ”には兄弟、相棒という意味があって、園生活の中で生活の仕方を教えたり、手伝ってもらったりする中で年上の子は、頼られる嬉しさを感じたり、年下の子はしてもらう嬉しさを感じたりしながら関わっています。また、園外保育や避難訓練など人数確認を素早く行い、命を守り合う方法としてバディを取り入れています。今回は、YMCA保育園での”バディ決め”の様子を紹介したいと思います。

2歳児クラスの子どもたちが2階の幼児クラスの子どもたちと一緒に生活をするようになった
3月頃から、数日間ずつ色んなお友だちとバディをして過ごします。
そして、新年度が始まりクラス全員が揃った日に、各クラスバディ決めをしました。

まずは、みんなで”バディ”の意味を考えました。
「バディさんって、なにするの?」

「ごはん一緒に食べる!」「困っているバディさんを助けてあげる!」
「命を守るバディさん!」などたくさん考えて教えてくれました。

その後は、ひまわり組、すみれ組、ゆり組のどのクラスからバディを決めるか子どもたちで話し合いました。
「ひまわりさんドキドキするから1番に選んでいいよ!」「ゆりさんならお世話頑張れるバディさん選べる!」など自分の意見を伝え合い、どのクラスからバディを選ぶかも考えてバディ決めをしました。
「お願いします!」「いいよ!」

ドキドキしながらもたくさん考えて自ら決めたバディさんに声を掛け、これから共に過ごすバディが決定しました。

バディが決まったら、ふれあいあそびやわらべうたあそびなどを一緒にあそびました!
「な~べな~べ そこぬけ♪」

「そこがぬけたら タッチしよ♪」「タッチタッチ!」

バディと一緒にすごす中で、助け合いながら新しいことに挑戦したり、相手を思いやる気持ちを感じたりする姿があります。また一緒にすごす中で、仲がいい時もあればお互いの気持ちがすれ違いトラブルが起きる時もあります。その経験も子どもたちの成長の過程では大切なことだと思います。子どもたちの関わりを見守りながら、保育者も一緒に考えたり、必要に応じて仲立ちしたりしながら成長を側で見守っていけたらと思います。