2020年10月24日土曜日

 5歳児お店屋さんごっこ

10月23日(金)5歳児ゆり組による、お店屋さんごっこがありました。
今年のお店屋さんごっこのテーマは絵本「めっきらもっきらどおんどん」です。
絵本の中の不思議な世界観を、お友だちとイメージを共有しながら、お店屋さんで再現しました。
YMCA保育園は遊んでばかりの保育園です。子どもの本業は遊ぶこと。遊びの中で育つものが沢山あると信じているからです。

今回のお店屋さんごっこでも、子どもたちは遊びを通して多くの力を身につけ、成長する姿がみられました。

チケット
チケット屋さんで行きたいお店のチケットをもらいます。黙っていては、チケットが手に入りません。子どもは自分の思いを言葉で相手に伝える事を経験します。そして、困っているお友だちがいれば、傍にいる子が助け舟を出してくれます。
列に並んで、お店に入る順番をまちます。順番やルールを守る大切さも遊びの中で自然と子どもたちは学んでいきます。

5歳児のお店「めっきらめいろ」
絵本のストーリーを追いながら、迷路を進んでいくお店です。
絵本の世界をどのように形にしていこうかと、何度も話し合いを重ね、迷路が完成しました。
迷路の入り口は、木の根っこ。木の根っこの穴の中に落ちると不思議な世界へ…
迷路の中には、小さなお友だちでも楽しめる仕掛けがいっぱい!
”どうしたら、みんなに楽しんでもらえるかな?”と、一生懸命に考え、工夫しました。

「しっかかもっかか」になって、飛んでみよう。

お次は「もんもんびゃっこ」になって、ぴょんぴょんジャンプ。
「もちのなる木」の美味しいお餅を食べたら、また木の根っこをくぐってお母さんのいる世界へ帰ってきます。

5歳児のお店「おたからまんちんのおたからさがし」
絵本に出てくる”おたからまんちんのお宝”を、いっぱい見つけてカゴに集めるお店です。 
お宝を隠す木や草も、子どもたちが製作しました。
イメージしたものを、何でどうやって作るのか?考える力、創造力が育っていきます。

”宝物はどこに隠したら良いだろう?””難し過ぎたら小さなお友だちは見つけられないかな…?”と色々考えながらお店屋さんの準備を進めていました。
そして当日、たくさんのお客さんがゆり組さんのお店に来てくれました。
ゲームを開始する前に、ゆり組のお友だちがルールを教えてくれます。お店屋さん役の子どもは、伝える力を…そして、お客さん役の子どもは、聞いて理解する力が身についていきます。
たくさんお宝を見つけるぞ!とやる気満々のお客さん。
自分たちが準備したお店で、お客さんが楽しんでくれている様子に、とても嬉しそうな表情をみせるゆり組の子どもたちでした。
お店屋さんごっこが終わると…
「今日はお客さん、何人来たのかな?」「じゃぁ、チケット数えてみる?」みんなでチケットを1枚ずつ声を揃えて数えてみました。「263枚」「えー、そんなに?!」と嬉しそうな子どもたち。

文字や数字なども、子どもたちが興味をもち、身近に感じられるよう、意識的に遊びの中に取り入れるようにしています。
YMCA保育園は遊んでばかりの保育園です。
遊びを通して、子どもが学び、育ちあう保育園です。

これからも、子どもたちがワクワク心を弾ませながらたくさん遊び、たくさん学び、たくさん(お友だちと共に)育ちあう保育園でありたいと願います。