今回は乳児クラスの遊びを紹介します!
1~2歳にかけて子どもたちは好奇心が旺盛になり、物や人への興味が広がっていきます。
ご家庭でも、ティッシュをぽいぽい散らかされたり、触ってほしくない引き出しを開けられたり、鞄の中身を引っ張り出されたり…そんな経験ありませんか?
「これは何だろう?」「こうしたらどうなるの?」という子どもたちの関心事に対してつい「ダメ!」「触らないで!」と言ってしまいがちですよね。
そんな子どもたちの「いたずら」や職員の「お困りごと」から生まれた玩具や遊びも保育園にはたくさんあります。
いたずら①カーテン遊び
カーテンに潜って遊ぶ…。カーテンが破れる。カーテンレールが壊れる。カーテンの布に包まれ見えない所で子ども同士がトラブルになり、ケガをする。困った…。
そこで、透ける素材の布で手作りカーテン。やっぱり子どもは布に隠れることや、包まれる感触、ヒラヒラ揺れるものが大好き!
いたずら②ティッシュぽいぽい
トイレットペーパーやティッシュを出して遊ぶ。
きっとこれは、ご家庭でも経験があるはず…。0歳児の保育室にある手作り玩具を紹介します。
どれだけクルクル引っ張っても終わることのない、無限クルクルペーパータオル♪
何度でも、繰り返し引っ張り出して遊べる ティッシュ風カン缶♪
いたずら③おもちゃポイポイ
玩具をポイポイ放り投げる。部屋の外に落とす。
玩具を落とすことが楽しいのかな?それなら存分に落としてもらいましょう!!と職員が手作りしたのがこの玩具。
筒の中に、ペットボトルの蓋をつなげたパーツを入れると下から出てくる仕組み。
筒の太さと、ペットボトルの蓋のサイズが絶妙にはまり、ピッタリ納まる感覚が気持ちいようで子どもたちに好評です。
玩具をひっくり返す…という事で言えば、夏場は水あそびを楽しみましたが、乳児クラスの子どもたちは、カップやバケツに水をくんでは「ジャー」と何度もひっくり返して、水が流れ落ちていく様子をひたすらに繰り返し楽しんでいました。
今は、物を落とす、引っ張り出す、ひっくり返す…が楽しい時期のようです♪
いたずら④絵本ビリビリガジガジ
絵本をかじる。破る。見てくれない…そんなお話を聞くことがよくあります。
保育園の子どもたちも年齢や経験と共に、「絵本は楽しいものなんだ」と理解できるようになると、0歳児の子どもでも お話見たさに集まってきます。
色々な絵本に出会うと、自分のお気に入りの絵本も出来てきて、「次はこれ読んでね」と保育者の元に集まってきます。
そして…
いたずらを通して、様々なことを吸収し体験した子どもたちは、次第に「こうやったらどうなるのかな?」という好奇心から、「こうしてみよう」「こうしたい」と思考を働かせ遊びを広げていくようになります。
この模様を作るには…「この形かな?」「いや、こっちかな?」今のこの好奇心(いたずら)が、今後の成長に繋がっていくと信じて、出来るだけ大人も子どもも気持ちよく、笑顔で過ごせるように…
子どもたちの好奇心を満たせるような遊びを 今後も取り入れていきたいと思います。